”説明書”
日曜日、渋谷へ携帯電話を買い替えに息子を誘って出かけた。
渋谷は日曜日とあって大変な人の波。
ハチ公前のスクランブル交差点をもみくちゃにされながら渡り、センター街も雑踏の中を通り抜けて、目的のお店に行く。
何も今月、無理して買い換えなくても良いように思うけれど、聞くところによると10月の末で機種が高くなるという事。
「これが、我が人生最後の携帯だ!」
なんて、殊勝な事をいいながら…。
写真が綺麗に撮れて、軽いもの。今回は赤を辞めて地味な感じの物を選んだ。
手始めに夕食場所の「串助」と、表のスペイン通りをカメラに収めた…。
夜、息子に
「使い方、教えて!」
「説明書を読みなさい!」
「面倒だから、嫌だ!教えて…」
「あのね、説明書だと思うから面倒に感じるのです。あんたの好きな小説家が書いた”恋愛小説”だと思って読むと楽しいよ」
「嫌だ、簡単に教えてよ!」
「じゃ、松本清張の”推理小説”と思って問題を解いて行くと興味が沸いて、もっと先を知りたくなるよ。説明書というのはそういう感じで親しみを持たないと駄目だよ!」
何時もの息子と感じが違うな?と思っていたら、彼の仕事は説明書関係を扱う仕事だった。
道理でな!理屈はわからないでも無いが、あの厚い説明本を読む気がしない。
郷里へ帰る時に、電車の中でぶっつけ本番でマスターする事にした。
仕方無しに”ドコモダケ”を撮って見たけれど「320万画素」になっても私の腕ではさほど代わり映えしない感じがする。
こう云うのを「宝の持ち腐れ」と言うのだね!
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