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”驚きの雨”

Photo_8ホテル・中の島温泉を9時半出港して、

紀の松島めぐり”を遊覧船で約一時間楽しんだ。
過去にも何回か、この観光は経験している。

11時前に皆と桟橋で別れ、私は約束の場所バス・ターミナルへ急いだ。
急に雨がぽろついて来た。

甥っ子のお嫁さんのカナちゃんと、その娘りなちゃんが車で来てくれた。
これから忙しいスケジュールが始まる。

まずは新宮へ急ぎ、ジャスコでお線香と御花と供え物のお菓子を買った。
これから主人の待つ、大浜へお墓参りに行くのである(もしかしたら、別に待っていないかも知れないが…)。

「叔母さん、雨がさっきより強く降ってきて止まないね!」
「かなちゃん、これはきっと叔父さん(亡夫)がお前のやりたい事を先にしてから大浜へ来い!という事よ」
「何をするの?」
「買い物と昼食。お腹が空いて来たでしょ!それを先に済ませよという事よ。そしたら天気になるからさ」
「……?」
「最初は家具屋さんのSへ連れて行って!買いたい物があるの」

「思うものが買えたから、次はお昼にしましょ!何処かに連れて行って頂戴」
「回転すしとうどんが食べられる処で良いですか?」

「美味しいね!美味しいね!」
三歳前のりなちゃんがうどんばかりを食べながらそう言っていた。可愛くて可笑しくてただ笑ってばかりの私。
関西味の肉うどんに舌鼓を打ちながら、回転すしも食べられるし最高の喜びで、私もりなちゃんに同感である。

お腹一杯に膨らんで外に出たら、雨が上がり太陽が出て水溜りが光っていた。

「さあ、大浜へお参りに行くよ!」
「叔母さん、何で解るの?天気になる事が…」
「さっき言った事ね。出任せで言ったのや!そうなるといいなーと思ってさ」
「不思議な事や!さっぱり解らん」

今回急に、見慣れた墓石が何故か小さく、まるで人間が歳を取って縮んだのと同じ様に感じた。

{あんたも歳を取ったね!}心で話しかけた。

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